はーいお待たせ、お嬢様。
こちら、お嬢様ご所望のストロベリーパフェになります。
……あ、このスプーンちょっと汚れてるなあ。
ちょっと待っててね、すぐ取り替えて来るから。
はい、新しいやつ持って来たから。どうぞ召し上がれ。
美味しい?そう、ならいいんだけど。
ほんとほんと、お嬢様に喜んで頂けるのでしたらこの猿飛佐助至上の喜び、
なーんてね。やりすぎました?
ほらほら、お嬢様なんだからもう少しお上品に食べなさいよ。
全く、頬っぺにクリームつけちゃって。
取ってあげるからちょっと動かないでね。
……うん、美味しい。うちの料理長も結構やるじゃん。
「今、ものすげえナチュラルに舐めたよな」
「舐めたな」
「わざとか、あれ?」
「いや、オカンの性だろ。つか、そう思っときてえ」
はーい今失礼な事言った人誰ー?
無駄話してる暇があったらそこ片付けといてくれない?
特に真田の旦那!
そこのお皿片付けといてって俺様さっき言ったでしょ?
「ぬ!? す、すまぬ佐助、今すぐ……!」
あ、こら、横着しないの!
そんな一気に持ったらバランス崩すって……うーわー。
……ごめん、お嬢様。俺様ちょっと行って来なきゃいけないみたい。
大丈夫大丈夫、すぐ戻って来るからさ。心配しないで。
あ、でももし何か用事あったらすぐ呼んでね?遠慮しないでいいから。
絶対だからね!分かった?
……もー、折角イイ感じだったのに。
世話焼き系:猿飛佐助