「……前が見えぬ」
お前は阿呆か。
ふらふらごつん。あ、柱に頭ぶつけた。
「脱げ」
「視界は確保しておいた筈なのだが……」
「いいから脱げ。どうしても被りたければ露舞被ってけ」
もしくは今すぐ大武闘会に挑んで五十勝して来い。
残り五十勝は今度で良いから。
「しかし防御力としてはこちらが」
「前見えないんじゃ何にもならないじゃないよ」
むしろ回避がし辛い分余計にダメージを喰うんじゃないかと思うのは私だけか。
「……其方が兜を変えろと五月蝿いから変えてやったのではないか」
趣味が悪いだの被りっぱなしだと蒸れて禿げるだの、まあ確かに言いましたが。
その兜がオクラじゃなくならない限り趣味の悪さは改善されないと思います。
後確かに兜の後ろは風通し良くなったけど、だからって顔面の風通し悪くしちゃ意味ないと思います。
「とりあえず、それはまた今度改良するとして今回は露舞被れば?」
「相手はあの本多ぞ。守りは固めておくに越したことは無い」
「じゃあー……あ、いいのあった。これつけてきなよ。もしくはこっち」
これ:威力変化鏡 こっち:守護の鎧。
「……アイテム欄が勿体無い」
「いいから黙ってつけてけこの野郎。」
大体アンタ忠勝なんて壁使えば殆どダメージ受けずに倒せるじゃないか。
元就様に限らず防具デザインは第一が一番似合うと思う