シリフ霊殿
Schild von Leiden

バサラ学園奮闘記
 引き続き修学旅行中です。
 今日は山登り。まぁ滝見るだけだから大したもんじゃないんですが。
「えーと、下見の先生らの話だとここをまっすぐ行けば……」

 ……。

「さて君達、究極の選択だ。この修験道を行くか、戻って人間の道を遠回りするか」
「え、ちょ、下見の先生ここ通ったんでしょ?」
「だってあたし修験者じゃないもん」
 たかだか滝一つ見るのに何で態々こんな山道登らねばならんというのだね。
「別に下見の先生も修験者って訳じゃ……」
「はい究極の選択ーどうしますかー」



 で。
「まさかの満場一致とは……」
「#奈々先生、別にきついなら無理しなくても」
「だってあたしの引率なしで生徒行かせる訳にいかないじゃん」
「わ、先生やっさし」
「佐助うるさい」
「先生も忠勝に乗るか?」
「ありがとうそうする」
「即答だよこの人……」




修学旅行:昼
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